【カンボジア】プノンペン〜バベット高速道が着工、中国路橋工程が投資・建設

【亜州ビジネス編集部】

カンボジアで7日、中国企業が支援するカンボジアの首都プノンペン〜スバイリエン州バベットを結ぶ高速道路の建設が正式に着工した。完成すれば、プノンペンからカンボジア最大の国境都市であるバベットまで車で1時間余りとなる。中国新聞網が同日付で報じた。

プノンペン〜バベット間の高速道路は、中国交通建設集団(CCCC)傘下の道路建設大手、中国路橋工程有限責任公司(CRBC)が投資・建設する。BOT(建設〜運営〜移転)方式を採用し、投資総額は14億米ドル(約1959億円)を想定。全長135.10キロメートル(km)で、4車線の高速道路となる予定だ。建設期間は4年、CRBCによる運営期間は50年となっている。

同高速道路は同じくCRBCが建設するプノンペンと南部の港湾都市シアヌークビルを結ぶカンボジア初の高速道路と、プノンペンの第3環状道路を通じて接続。カンダル州、プレイベン州を経由し、カンボジアとベトナムの国境であるバベットに至る。

カンボジア国内で2番目の高速道路として、プノンペン〜バベット間の高速道路が完成すれば、カンボジアのシアヌークビルからベトナムのホーチミンまでの高速道路が開通する形だ。インドシナ半島の東西国際高速回廊を形成し、カンボジアの経済発展とASEAN(東南アジア諸国連合)地域の相互接続を推進。東南アジアの一体化発展に向けて、重要な役割を果たすと期待されている。


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