【ベトナム】自動車登録料を再び半額化、7月から=首相が指示

【亜州ビジネス編集部】

ファム・ミン・チン首相は、国産車の自動車登録料を7月から半額化するよう財務省に命じた。景気後退で新車市場が低迷する中、業界団体からは再び半額化するよう要望が出ており、これを認めた格好。VNエクスプレスが7日付で伝えた。

7月1日から年末まで、国内で生産または組立生産された車両について、自動車登録料を半額化する。首相は財務省に対し、法令の草案を今月15日までに提出するよう指示した。

自動車登録料は車体価格をベースに算出するもので、料率は省市により異なる。乗用車についてはハノイ市と北部ハイフォン市で12%、ホーチミン市では10%などとなっている。

政府は新型コロナウイルス流行による景気低迷を受け、2020年6月末〜12月末と21年12月初め〜22年5月末の2度にわたって国産車の登録料を半額にした。ただ半額化終了後の22年後半以降、景気後退により新車販売に陰りが見え、23年1〜4月には国内新車販売台数(一部企業除く)が前年同期比30.2%減の9万2801台と低迷。ベトナム自動車工業会(VAMA)は政府に対し、再び登録料を半額化するよう求めていた。


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