【亜州ビジネス編集部】
インドネシア中央銀行は13日、2023年4月の小売売上高指数(RSI、2010年=100)が242.9となり、前年同月比で1.5%上昇したと発表した。前年同月を上回るのは3カ月連続。指数は新型コロナウイルス流行後で最も高く、基準年の10年以降では19年5月(249.8)に次ぎ2番目の水準となった。
7部門のうち上昇率がプラスだったのは3部門で、「文化・娯楽」が9.9%、「食品・飲料・タバコ」が4.6%、アパレルを含む「その他用品」が0.5%だった。一方、最も下がったのは「情報通信機器」でマイナス23.5%。これに「車両用燃料」がマイナス8.3%、「車両部品・アクセサリー」がマイナス4.9%で続いた。
RSIは前月比で12.8%上昇。2カ月連続でプラスとなった。全部門がプラスで、「その他用品」が23.5%で最も高く、「食品・飲料・タバコ」が14.1%で続いた。
中銀は23年5月のRSIについて、前年同月比で0.02%上昇した一方、前月比で3.6%減少したとみている。