【タイ】空港公社、旅客処理能力拡大に1000億バーツ

【亜州ビジネス編集部】

空港事業のタイ空港公社(AOT)は、同社が管理運営する国内主要6空港の改装・拡張などに1000億バーツを投じ、旅客処理能力を引き上げる計画を明らかにした。航空需要の拡大に対応する。プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

運輸省空港局が管理運営する東北部のウドンターニー空港と同ブリラム空港、南部のクラビー空港の3空港の運営を年内に受託できると見込み、計9空港の旅客処理能力を年間2億2000万人に引き上げる計画。拡張事業の大半は2027〜28年の完了を予定している。

主にバンコクのスワンナプーム空港、同ドンムアン空港、南部のプーケット空港、北部のチェンマイ空港の拡張に力を入れる。空港の混雑緩和に向けた自動化ゲートの導入なども進める。国際線の旅客数は現在、新型コロナウイルス流行前の19年の70%まで回復した。一方、国内線は100%回復しており、空港の旅客処理能力を上回っているという。


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