【亜州ビジネス編集部】
フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2023年5月の新車販売台数は、前年同月比44.8%増の3万8177台だった。前年同月を上回るのは15カ月連続で、いずれも2桁のプラス。国内消費が回復する中で高い伸びが続いており、台数は18年1月以降で最多となった。13日付各紙が伝えた。
車種別の販売台数は、乗用車が40.6%増の9792台、商用車が46.3%増の2万8385台。商用車のうち主力のスポーツ多目的車(SUV)を含む小型商用車(LCV)は45.7%増の2万2418台だった。
1〜5月の販売台数は前年同期比31.5%増の16万6104台。乗用車は32.7%増の4万1862台、商用車は31.2%増の12万4242台だった。メーカー別では首位トヨタが7万7194台でシェア46.5%。これに2位の三菱自が3万200台、3位の米フォードが1万1108台で続いた。
販売好調を受け、CAMPIのロンメル・グティエレス会長は23年の年間目標である39万5000台の達成に自信を示した。22年の販売台数は前年比31.3%増の35万2596台だった。