【亜州ビジネス編集部】
米調査会社ニールセンがまとめた2023年5月の国内の総広告支出は、前年同月比5%増の100億8800万バーツだった。プラスは2カ月ぶり。全7媒体のうち5媒体がプラスとなり、うち屋外・交通が2桁増とけん引した。14日付プーチャッカーンなどが伝えた。
媒体別では、◆テレビ=0.4%増の56億5400万バーツ◆インターネット=6%増の22億9000万バーツ◆屋外・交通=30%増の13億5000万バーツ◆ラジオ=8%増の3億1000万バーツ◆映画=4%増の1億8900万バーツ――の5媒体がプラス。一方、◆印刷=13%減の2億2800万バーツ◆店内=15%減の6700万バーツ――の2媒体はマイナスだった。
企業別の広告支出は、消費財大手の英蘭系ユニリーバ・タイ・トレーディングが5億2800万バーツでトップ。スイス系食品・飲料大手ネスレ(タイ)が2億3500万バーツで2位、独化粧品大手バイヤスドルフが1億4800万バーツで3位だった。日系企業はトップ10に入らなかった。