【亜州ビジネス編集部】
低温物流のニチレイロジグループ本社は20日、素材最大手サイアム・セメント(SCC)と合弁の関連会社SCGニチレイ・ロジスティクスの増資を引き受け、子会社化したと発表した。子会社化を機に意思決定の迅速化や経営基盤の強化を図る。
今月上旬に2017万バーツを追加出資した。増資後にニチレイロジの出資比率は49.0%で変わらないが、SCC傘下のSCGロジスティクスマネジメントの持ち分が48.9%に低下。ニチレイロジが筆頭株主となった。残り2.1%は他者が出資する。増資前の出資比率はニチレイロジが49.0%、SCGが51.0%だった。
同子会社は2013年設立。冷蔵倉庫の運営や運送業、通関業を手掛ける。22年の業績は売上高が3億357万バーツ、純利益が5379万バーツだった。