【亜州ビジネス編集部】
タイ発電公団(EGAT)は20日、三菱重工業と合弁のEGATダイヤモンドサービスが開発・生産したDC(直流)式の急速充電器の供用を開始したと発表した。中部アユタヤ県ワンノイでEGATが運営する充電所に導入。19日に記念式典を行った。
出力は150キロワット(kW)で、欧州で普及する「CCS2」規格に対応する。EGATは今後、自社が全国展開するEV充電所でEGATダイヤモンドの充電器の導入を進める方針。充電所の数は現在120カ所で、年内に180カ所を目指す。
EGATダイヤモンドは2009年に発電タービンの補修会社として設立。EGATが45%、EGAT傘下の発電大手RATCHグループが10%、三菱重工傘下の三菱パワーアジア・パシフィックが30%、三菱商事が15%を出資する。