【亜州ビジネス編集部】
マルチブランドの自動車を輸入販売するEVプライマス(旧EVハリコニック)は、インドネシアから輸入販売する中国・上汽通用五菱汽車(SGMW)の小型電気自動車(EV)「エアev」の第1陣が今月中にタイ最大港であるレムチャバン港に到着すると発表した。まず400台を輸入する。来月上旬に価格などを発表し、同月中の納車開始を目指す。
EVプライマスはSGMWからタイの総代理店に指名された。エアevの販売価格は詳細をまとめている段階としているが、現地報道によると約40万バーツ(約160万円)と見られている。全国のディーラー全32店舗で販売する。
同モデルは4人乗りで、全長2974ミリメートル、全幅1505ミリメートル、全高1631ミリメートル。航続距離300キロメートルの上位グレード「ロングレンジ」と、同200キロメートルの「スタンダードレンジ」の計2グレードがある。
SGMWは昨年8月にインドネシアでエアevを発売。現地法人SGMWモーター・インドネシアがジャカルタ東郊の工場で生産し、同国では累計1万台以上を販売している。SGMWには、中国自動車最大手の上海汽車集団(SAICモーター)と米ゼネラル・モーターズ(GM)、中国の広西汽車集団が出資している。