【亜州ビジネス編集部】
新興EV（電気自動車）メーカーの理想汽車（リ・オート）は4日、「微博（ウェイボ）」の公式アカウントを通じて、6月26日〜7月2日（2023年第27週）の販売台数が6500台だったと報告した。中国市場の新興EVブランドで週間販売トップを維持。「理想L7」「理想L8」「理想L9」の3車種で新興EVブランドの全シリーズを上回る販売台数を記録している。
中国高級ブランド販売台数ランキングでは6位にランクインしている。6月の月次納車台数は初めて3万台を突破し、月次販売目標を達成した。3万台の大台に乗せるのは、中国の高級ブランドで初。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、テスラに次いで同社で5社目となる。7月はより高い販売目標に挑戦するとしている。
理想汽車は、スマートEVの設計・開発・製造・販売を手掛けている。中国で20年を超えるインターネット技術企業の設立・経営経験を持つ李想氏が15年4月に設立した。18年10月に新型SUVでエクステンデッド・レンジEV（EREV）の「理想ONE」を発表。レンジエクステンダーや先進のインテリジェントソリューションを搭載した。
