【亜州ビジネス編集部】
フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2023年6月の新車販売台数は、前年同月比27.0%増の3万6311台だった。前年同月を上回るのは16カ月連続で、いずれも2桁のプラス。国内消費が回復する中、高い伸びが続いている。12日付各紙が伝えた。
車種別の販売台数は、乗用車が20.5%増の8986台、商用車が29.2%増の2万7325台。商用車のうち主力のスポーツ多目的車(SUV)を含む小型商用車(LCV)は32.3%増の2万1555台だった。ブランド別では首位トヨタが1万6381台でシェア45.1%を獲得。これに2位の三菱自動車が6801台、3位の米フォードが2730台で続いた。
1〜6月の販売台数は前年同期比30.7%増の20万2415台。乗用車は30.4%増の5万848台、商用車は30.8%増の15万1567台だった。ブランド別では首位トヨタが9万3575台、2位の三菱自が3万7001台、3位のフォードが1万3838台だった。
CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、下半期も好調を維持すると期待。23年の年間目標である39万5000台の達成に自信を示した。22年の販売台数は前年比31.3%増の35万2596台だった。