【亜州ビジネス編集部】
電源開発(Jパワー)は19日、出資参画するミンダナオ島の水力発電所が稼働を開始したと発表した。北アグサン州のレイクマイニット水力発電所で、出力は24.9メガワット(MW)。現地で配電を担う北アグサン州電力協同組合に25年契約で電力を販売する。
3月に営業運転を開始し、7月12日に記念式典を開催した。同社は昨年12月に再生可能エネルギー会社のマーカム・リソーシズ(MRC)から権益40%を取得。残りはMRCが持つ。
MRCからは、同島のブキドノン州で開発中のブラノグバタン水力発電所(出力33.5MW)の権益も取得する。2029年の営業運転開始を予定。出資比率はJパワーが40%、MRCが55%、北部ミンダナオ電力共同組合連合が5%とする。