【亜州ビジネス編集部】
東京ガスネットワークは7月28日、都市ガス事業のガス・マレーシアとの間でガス導管分野に関する相互協力協定を交わしたと発表した。同分野のカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)などについて情報交換や人材交流を行い、協力関係を強化する。
カーボンニュートラルでは、バイオガスや水素の輸送などを想定。ほか、ガス導管設備の維持管理に関する新技術や、ガス需要予測・需要開拓などについても協力する。人材育成では共同研修などを行う。
ガス・マレーシアはマレーシア初の都市ガス事業会社で、東京ガスと国営石油ペトロナスが1992年に共同で設立した。現在の出資比率は、東京ガス傘下の東京ガス三井が18.5%、地場インフラ大手MMCグループが30.9%、ペトロナスが14.8%などとなっている。