【亜州ビジネス編集部】
三井化学は1日、樹脂に添加して機能を向上させる高機能エラストマー「タフマー」の新たな工場を西部ジュロン島で着工したと発表した。2024年度中の完工を予定。現地での年産能力を12万トン追加し、従来の1.5倍の34万5000トンに引き上げて需要増に対応する。
先月28日に起工式を行った。JFEエンジニアリングが一括請負契約でEPC(設計・調達・建設)を手掛ける。
タフマーは樹脂の耐衝撃性や伸びを向上させる樹脂改質材、軟質成形材料で、柔軟で軽量といった特長があるという。太陽電池関連部材や包装資材、自動車部品など幅広い分野で使用されている。