【亜州ビジネス編集部】
カンボジア開発評議会(CDC)の発表によると、豊田通商はカンボジア北西部に自動車用ワイヤハーネス(組み電線)の新工場を設ける。今年12月の稼働開始を予定。600人を雇用する。
CDCの事務所を訪れた同社の代表者が明らかにしたという。タイ国境に近いバンテアイミアンチェイ州ポイペトのサンコーポイペト経済特区(SEZ)に工場を設ける計画。同社はSEZ内でレンタル工場や人材派遣などの事業を手掛けている。
同社のカンボジア事業では、トヨタ車の組立工場をプノンペンに建設することで昨年9月にCDCの投資認可を得ている。投資額は3680万米ドル。ピックアップトラック「ハイラックス」とスポーツ多目的車(SUV)「フォーチュナー」を国内向けに生産する。