【亜州ビジネス編集部】
世界の新エネルギー自動車(NEV)販売台数のうち、中国は2022年に64%のシェアを占めた。同比率は20年の40.7%から大幅に拡大している。また、中国の22年NEV販売台数のうち、78%を電気自動車(EV)が占めた。香港メディアの東方日報が10日、MSCIのリポートを引用する形で伝えた。
MSCIによると、世界のNEV販売シェアでは中国の64%に続き、欧州が24%、米国が9%を占めた。中国のNEV販売台数は14年時点でわずか8万台だったが、22年には687万台まで拡大。普及率は14年の1.3%から22年に25.6%まで上昇している。
また、中国の22年NEV販売台数のうち78%をEVが占めた。プラグインハイブリッド車(PHEV)は22%だった。
中国汽車工業協会(CAAM)の予測によると、中国のNEV販売台数は26年に約1227万台に達する見通し。22年の約2倍に膨らむ計算となる。