【亜州ビジネス編集部】
業界団体の中国汽車工業協会(CAAM)が10日発表した統計データによると、価格帯別で見た新エネルギー乗用車(乗用NEV)の今年1~7月の販売台数で、35万~40万人民元(約700万~800万円)が最大の伸びを示した。同価格帯の販売台数は前年同期比175.3%増の58万1000台に達している。
一方、販売台数が最も多かったのは15万~20万人民元の価格帯。販売台数は74.6%増の136万6000台に伸びた。ほか10万人民元以上の価格帯がいずれも増加。10万~15万人民元が39.1%増の56万4000台、20万~25万人民元が67.9%増の48万7000台、25万~30万人民元が1.5%増の20万5000台、30万~35万人民元が25.8%増の38万7000台、40万~50万人民元が60.0%増の16万6000台、50万人民元以上が29.5%増の4万1000台に拡大している。
一方、10万人民元を下回る価格帯はいずれも減少。8万~10万人民元が18.6%減の14万4000台、8万人民元以下が29.3%減の38万2000台に下向いた。
NEV全体の販売台数は1~7月に前年同期比41.7%増の452万6000台。新車販売に占める比率は29.0%だった。