【インドネシア】三菱自が5.7兆ルピア追加投資へ=産業相

【亜州ビジネス編集部】

産業省の9日発表によると、三菱自動車はインドネシアで5兆7000億ルピア(約540億円)を追加投資する。今年末に軽商用電気自動車(EV)「ミニキャブ・ミーブ」の生産を開始するほか、来年には全体の年産能力を25万台に引き上げる計画。同省は減免税などで支援する。

アグス産業相が同日、同社の加藤隆雄社長兼最高経営責任者(CEO)と会談した後に明らかにした。インドネシアでの生産台数は今年が17万6000台、来年が23万1000台を計画。輸出は来年に9万8000台を目指すという。今年12月にはスポーツ多目的車(SUV)「パジェロスポーツ」の豪州への輸出を開始する。

現地法人のミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)が西ジャワ州ブカシ県で工場を操業している。現在の年産能力は22万台。

新型SUVを初披露

三菱自動車は10日、新型の小型スポーツ多目的車(SUV)「エクスフォース」をインドネシアで世界初披露した。同国で販売を開始した後、ベトナムやフィリピンなど他の東南アジア諸国や、南アジア、中南米などに順次展開する。

MMKIが生産する。スタイリッシュかつ力強い外装や、広々とした車内空間などが特徴。東南アジアの顧客のニーズをくみ取りながら、現地の路面環境で調整を繰り返して開発したという。路面状況に応じて選択できる運転モードでは、三菱自動車で初採用となる雨天時向けの「ウェットモード」を導入した。


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