【亜州ビジネス編集部】
工業団地大手WHAコーポレーションは17日、アイシンの現地法人アイシン・パワートレイン(タイランド)(AIPT)から屋根上設置型の太陽光発電システムを受注したと発表した。東部チョンブリー県のAIPTの工場屋根に3.25メガワット(MW)のシステムを設置・運営し、同社に電力を販売する。来年半ばにも完成させる。
傘下で電力・水道事業を手掛けるWHAユーティリティーズ・アンド・パワー(WHAUP)を通じて電力売買契約を交わした。WHAイースタンシーボード2工業団地内の工場にシステムを設置。AIPTは契約期間の25年間で電気代を3億500万バーツ節約し、二酸化炭素(CO2)排出量を5万3600トン削減できると見込む。
今回の受注でWHAUPの発電事業の総出力は年内に717.57MW(持ち分ベース)に拡大する見通し。うち屋根置き太陽光は167.33MWを占める。
AIPTは工場でオートマチックトランスミッションを生産している。敷地面積は21万3000平方メートル、建屋面積は3万5000平方メートル。従業員数は950人に上る。