【亜州ビジネス編集部】
工業省傘下のタイ自動車研究所(TAI)は、2023年の電気自動車(EV)の国内販売台数が2023年に5万台に達する見通しを明らかにした。政府が22年に導入した補助金交付と減税を柱とするEV振興策が追い風となり、前年の約2万台を大きく上回ると見込む。21日付バンコクポストが伝えた。
今後も中国メーカーを中心に各社がEVの新モデルを投入し、新車市場全体に占めるEVの割合が上昇すると予測。同研究所はメーカーや学術機関などと協力してEV部品会社の育成を推進する。
運輸省陸運局の集計によると、23年1~7月のEV新車登録台数は3万6569台だった。
ブランド別
◆中国EV最大手の比亜迪汽車(BYD)=1万2547台
◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=7189台
◆中国・上海汽車の「MG」=6059台
◆米テスラ=5367台
◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=3114台