【亜州ビジネス編集部】
豊田通商は21日、西ジャワ州スバンのパティンバン港で自動車ターミナルを運営する傘下企業の株式の一部を日本の3社に譲渡したと発表した。持ち株比率は以前の100%から34%に低下し、残りは◆トヨフジ海運=26%◆日本郵船=25%◆上組=15%――となった。国内外で自動車ターミナルの運営実績が豊富な3社の参画により、運営体制を強化する狙い。
パティンバン・インターナショナル・カーターミナル(PICT)の株式を6月末に譲渡した。PICTはターミナル完成後の2021年12月に操業を開始し、年間40万台の取り扱い能力を持つ。現在も拡張工事を続けており、25年7月には60万トンへの引き上げを予定する。