【亜州ビジネス編集部】
不動産コンサルタントのエージェンシー・フォー・リアルエステート・アフェアーズ(AREA)が実施した2023年調査によると、バンコク都内で地価が最も高かったのは都心のサイアムスクエア周辺で、1タランワー(4平方メートル)当たり360万バーツだった。多くの商業施設にアクセスできる利便性があり、前年と比べて2.9%上昇した。26日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
首都圏鉄道の延伸で郊外からのアクセスが増えたことも上昇圧力となった。
サイアムスクエア以外の地価
◆ウィタユ通り=295万バーツ(上昇率2.4%)
◆スクンビット(タイムズ・スクエア)=280万バーツ(2.6%)
◆スクンビット(アソーク)=260万バーツ(2.8%)
◆シーロム=255万バーツ(2.0%)
◆サトーン=225万バーツ(2.3%)
バンコク首都圏では平均5.4%上昇した。
同社は今後も地価の上昇が続くとみている。首都圏鉄道の延伸などを背景に、24年は平均5.5~6.0%上昇すると予測した。