【マレーシア】日本工営、首都でMaaS実証事業

【亜州ビジネス編集部】

ID&Eホールディングスは、傘下の日本工営がクアラルンプールで次世代移動サービス「MaaS(マース)」の実証事業を行うと発表した。バスや鉄道など既存の公共交通と、アプリで車両を呼び出すオンデマンド交通を一体的に利用できるシステムを整備し、統合による効果を検証する。利便性を向上させることで交通渋滞の緩和につなげる。

日本貿易振興機構(ジェトロ)の「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択された。バスや都市鉄道を運営するプラサラナ・マレーシアや、オンデマンド交通のアジアモビリティーと提携し、◆既存の公共交通とオンデマンド交通を統合したデジタル乗車券の発行 ◆路線検索サービスの提供 ◆利用実態などのデータを基に運行を最適化する仕組みの構築――に取り組む。

日本工営はインドネシアやシンガポールでもMaaS関連の新事業の検討・提案を行った実績がある。


亜州ビジネスASEAN
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