【亜州ビジネス編集部】
タイ証券取引所(SET)は、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2023年上半期の売上高合計が前年同期比2.8%減の8兆3398億8000万バーツだったと発表した。合計の営業利益は32.5%減の7481億4700万バーツ、純利益は26.6%減の4567億8700万バーツ。原油価格の低下などを背景に、特に石油化学とエネルギー関連企業が減収減益を強いられ、全体を押し下げた。一方、観光関連企業では、外国人観光客の増加などが増収に寄与した。
不動産投資信託(REIT)などを除く上場826社のうち、764社が同期の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の75.5%を占めた。業種別では、銀行や自動車、観光・レジャーなどが好調だった。
MAIに上場する企業の合計は、売上高が1.3%増の951億8300万バーツ、営業利益が14.1%減の55億5000万バーツ、純利益が70.9%減の15億0300万バーツだった。