【シンガポール】凸版印刷、金融統括子会社を設立

【亜州ビジネス編集部】

凸版印刷は8月31日、シンガポールに金融統括子会社を設立すると発表した。グループファイナンスの提供などを通じて、財務基盤や財務ガバナンスを強化する。

トッパン・トレジャリーサービシズ(仮称)を9月中に設立する。資本金は2億4000万米ドル。凸版印刷が全額出資する。

同社の海外売上高比率は3割を超え、近年は海外子会社の有利子負債が増加。また、各国の利上げで借入金利の支払い負担が増しているという。こうした中、グループ内での資金融通を通じて資金効率の最適化や支払い金利の外部流出の削減を図る。財務機能を現地に置くことで海外子会社との財務連携を強化する狙いもある。


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