【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)自動車部会のスラポン副部会長兼広報担当は、2023年の国内バイク生産台数(完成車=CBUのみ)が年初予測の210万台(前年比4.2%増)を上回る見通しを明らかにした。国内観光業の回復で需要が伸びているほか、半導体不足の改善も生産台数を押し上げる要因になると見込む。バンコクポストが2日付で伝えた。
生産台数は完成車のみの数字で、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)を含まない。完成車の生産について、FTIは年初時点で国内向け生産が175万台、輸出向けが35万台に達すると予測していた。
1~7月の完成車の生産台数は19.3%増の129万7727台と大きく拡大した。ただ、CKDは44.8%減の20万3743台と低調で、合計では3.1%増の150万1470台だった。