【亜州ビジネス編集部】
富士通は4日、バンコクを拠点に独SAPのソリューションの導入支援業務を行う地場イノベーション・コンサルティング・サービス(ICS)を買収したと発表した。アジア太平洋地域でSAP事業を加速させる。
現地法人の富士通タイランドを通じて、今月1日付で買収した。両社が持つSAP関連の経験や専門性、知見を融合し、競争力を強化する。また、買収を機にタイを中心としたアジア太平洋地域でSAP事業の拡大に向けた取り組みを推進し、オフショア開発拠点の機能を強化する。
ICSは2003年、タイ人のSAPコンサルタントのグループが設立した。食品最大手チャロン・ポカパン・フーズ(CPF)など食品・アグロ企業や、国営企業などを顧客に抱える。