【亜州ビジネス編集部】
国営石油PTT傘下で給油所運営・小売事業を行うPTTオイル・アンド・リテールビジネス(PTTOR)は、電動バイクを生産・販売するスリークEVに出資したと発表した。スリークの生産増強などを支援する。
スリークはプレシリーズAの資金調達を実施し、PTTORを含む複数の投資ファンドから資金を獲得した。PTTORによる出資は、資金面の支援だけではなく、PTTORが運営する給油所やコーヒー店、カーケア店などとの相乗効果につながると見込む。
スリークはタイとシンガポールに拠点を構える。「手頃な価格」などをコンセプトとして昨年9月にタイで電動バイクの販売を開始し、3カ月で1000台以上を販売した。来年は2万台の販売を目指し、生産能力の増強や中核技術の開発などに調達資金を充てる。