【亜州ビジネス編集部】
商務省貿易局の発表によると、自由貿易協定(FTA)を利用した2023年上半期の輸出額は前年同期比4.2%減の407億5059万米ドルだった。利用率は76.6%。中国向けが前年を上回った一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)や日本向けなどが落ち込んだ。
協定別
◆ASEAN自由貿易地域(AFTA)が10.6%減の143億215万米ドルで最大
◆ASEAN・中国FTA(ACFTA)=1.0%増の130億5159万米ドル
◆日本・タイ経済連携協定(JTEPA)=4.8%減の32億6216万米ドル
◆タイ・豪州FTA(TAFTA)=9.4%減の28億6285万米ドル
◆ASEAN・インドFTA(AIFTA)=1.4%減の26億3854万米ドル
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を利用した輸出額は62.1%増の6億9599万米ドルだった。
一方、特恵関税制度(GSP)を利用した輸出額は10.3%減の17億820万米ドル、利用率は52.6%だった。
輸出先別
◆米国が15億7429万米ドル(11.0%減)で全体の9割強
◆スイス=1億2472万米ドル(0.3%増)
◆ノルウェー=690万米ドル(28.6%減)
◆ロシア=230万米ドル(23.8%増)