【亜州ビジネス編集部】
商船三井は12日、ケミカル船運航のシンガポール子会社MOLケミカルタンカーズ(シンガポール)が同業の米系フェアフィールド・ケミカル・キャリアーズ(FCC、本社:シンガポール)を買収すると発表した。4億米ドルで全株式を取得し、市場の成長が期待できる分野で事業を強化する。
FCC親会社の米海運大手フェアフィールド・マクスウェルから株式を取得する。双方が条件に合意した後に株式売買契約を締結する予定。MOLケミカルタンカーズは、自社が運航する85隻のケミカル船隊にFCCの36隻を統合し、営業基盤の拡充などを図る。