【亜州ビジネス編集部】
東急不動産は14日、東部チョンブリー県の新たな物流施設開発事業に参画すると発表した。提携先の不動産開発会社オリジン・プロパティーなどと共同で手掛ける。東急不動産にとってタイでの物流施設開発は4件目、同県では2件目となる。
オリジンと物流会社SCGJWDロジスティクスの合弁による「アルファ・パントン」事業に参画。アマタシティー・チョンブリ工業団地の隣接地6万6000平方メートルに、マルチ型物流施設を開発する。平屋建て倉庫2棟で構成し、賃貸面積は4万平方メートルの予定。今年7月に着工しており、来年4月にも引き渡しを開始する。自動車関連など幅広い産業からの需要を見込む。
東急不動産がタイで手掛ける物流施設開発は全てオリジンとSCGJWDと共同で展開。既存の3件は首都北郊パトゥムターニー県のランシット地区と、首都東郊サムットプラカーン県のバンナー地区、チョンブリー県のレムチャバン地区に立地している。オリジンとはホテルやオフィス分野でも共同事業を手掛けている。