【亜州ビジネス編集部】
北部ハイフォン市は、市内2カ所目となる経済区の設置を計画している。同市経済区委員会のレ・チュン・キエン委員長が12日明らかにしたもので、草案をまとめ中央政府に提案するとしている。VNエクスプレスが伝えた。
5郡をまたぐ200平方キロメートルの土地に経済区を設置する。ティエンラン空港や南ドーソン港などの主要インフラを擁し、タンチャオ、グーフック、ティエンランといった工業団地などへの投資を呼び込む。
ハイフォン市では2008年にディンブー・カットハイ経済区を設置。北部の港湾都市として成長する原動力となっていた。工業団地は市内に14カ所あり、入居率は64%となっている。
同市は過去30年で363億2000万米ドルの投資を誘致。韓国のLG電子が92億4000万米ドル、地場ビンファストが76億米ドル、ブリヂストンが12億米ドル、電子機器の受託製造サービス(EMS)世界2位の台湾・和碩聯合科技(ペガトロン)が9億米ドルなど、世界的なメーカーの大型案件が目白押しとなっている。