【亜州ビジネス編集部】
国営石油PTT傘下で石油化学大手のPTTグローバル・ケミカル(PTTGC)は、東部ラヨーン県の工場に太陽光発電設備を導入した。出力は6.7メガワット(MW)。ENEOS(エネオス)と仏エネルギー大手トタルエナジーズの合弁会社が「コーポレートPPA」と呼ばれる方式で設置・運営し、PTTGCに20年契約で電力を販売する。
折半出資会社のトタルエナジーズENEOSリニューアブル・ディストリビューテッド・ジェネレーション・アジアを通じて、5つの工場の屋根に1万1000枚以上の太陽光パネルを敷き詰めた。年間で9500メガワット時(MWh)を発電し、工場の二酸化炭素(CO2)排出量を4300トン削減できると見込む。
トタルエナジーズENEOSは昨年設立。日本やインド、タイ、ベトナムなどアジア各国で事業を展開する。