【亜州ビジネス編集部】
土壌汚染対策事業のエンバイオ・ホールディングス(本社:東京都千代田区)は、日系企業との資本提携を通じてインドネシアの水力発電事業に進出すると発表した。再生可能エネルギー事業を強化すると同時に、東南アジアで拠点を確保する。
再エネ関連のコンサルティングなどを手掛けるアラムポート(本社:同)の完全子会社、アラムポート・リニューアブルズ(AR、本社:シンガポール)の株式49%を取得する。増資を引き受けて10月中に49万米ドルを出資する予定。また、最大400万米ドルの償還権付優先株式を引き受ける。
ARはインドネシアの小水力・水力発電事業への投資や共同開発などを手掛ける。株式の残り51%はアラムポートが引き続き保有する。
エンバイオは土壌汚染対策のほか、汚染された土地の有効活用事業や、太陽光発電などの再エネ事業を行っている。再エネ発電の規模は国内外で46メガワット(MW)に達しており、2027年3月までに100MWを目指す。