【亜州ビジネス編集部】
商船三井は25日、液化二酸化炭素(CO2)輸送船を開発・保有する合弁会社の設立について国営石油ペトロナスと基本合意したと発表した。CO2を回収して地下に圧入・貯留する「CCS」事業向けに輸送船を開発し、収益化を図る。
22日に条件規定書(タームシート)を交わした。ペトロナスは、傘下のペトロナスCCSベンチャーズと海運大手MISCを通じて締結。今後は合弁設立の最終合意に向けて協議を進める。
商船三井とペトロナスは、中国の船舶設計機関も含む3者で液化CO2輸送船を共同開発し、今年6月に船級協会から設計基本承認を取得している。