【亜州ビジネス編集部】
東洋エンジニアリングは3日、国営石油PTT傘下で石油化学大手のPTTグローバル・ケミカル(PTTGC)から石化プラントのエネルギー効率化・温暖化ガス削減に向けた検討業務を受注したと発表した。自社技術による省エネ・脱炭素コンサルティングサービス「HERO」を用いて、PTTGCの既存プラントのエネルギー効率化を実現するための設備改造計画を作成する。
パラキシレンとフェノールのプラントでそれぞれ受注した。タイの石油化学産業向けの同サービス受注は今回が初めてとなる。パラキシレンプラントでは既に実現可能性調査を終了。蒸気使用量を約20%減らし、温室効果ガス排出量を年間で約5万5000トン削減できることが分かったという。現在は設備改造のための基本設計パッケージの作成業務を進めている。フェノールプラントでも既に実現可能性調査に着手した。