【亜州ビジネス編集部】
いすゞ自動車は6日、大幅改良した1トンピックアップトラック「D-MAX」をタイで発表した。12日に同国で発売し、その後は順次世界展開する。タイでの販売価格は54万~126万4000バーツに設定した。
内外装のデザインを一新し、フロントグリルはより高く幅広くすることで力強さを強調。ヘッドランプではスポーティーさを演出し、他に先進安全装置の機能追加や走行性能の向上など機能面も改良した。
初代D-MAXは2002年に投入。現在は100以上の国・地域で販売し、22年度の世界販売台数は約34万台だった。生産拠点であるタイでは約18万台(シェア45%)を販売した。
バンコクで6日に行われた発表イベントでは、いすゞの南真介社長が、タイで電気自動車(EV)タイプのピックアップトラックの生産を計画していることを明らかにした。まず欧州から導入し、タイを含め市場のニーズに応じて順次投入先を検討すると述べた。