【亜州ビジネス編集部】
バンコク都議会は先週、都内を走行するすべての公共バスを電気自動車(EV)にすることを定めた都条例案を全会一致で可決した。深刻化する大気汚染の改善が目的で、施行から7年以内に全車両を電気バスにする。条例案は内容の検討のため、チャチャート都知事に送付された。
条例案を提出した革新系の前進党は「人々の生活の質の改善に向けた一歩になる」として、条例案に賛成した都議会の各党に謝意を示した。
バンコク首都圏では既に2000台以上の電気バスが公共バス車両として導入された。ただ、黒煙をまき散らす老朽化したバス車両も依然として多い。