【亜州ビジネス編集部】
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は10日、クアラルンプールとタイ国境の間で専用列車による鉄道貨物輸送の試験を行ったと発表した。東南アジア域内をつなぐ国境を超えた鉄道貨物輸送サービスの構築を目指す。
傘下のNX南アジア・オセアニアが先月20~22日、クアラルンプール~パダンベサール(ペルリス州)の区間で試験を実施。専用列車を往復で走らせ、30個の40フィートコンテナを運んだ。
同社は今後、マレーシアとタイ、ラオス、カンボジアなどの鉄道を活用し、国際鉄道輸送網を強化する。また、複数の輸送モードを組み合わせて二酸化炭素(CO2)排出削減に貢献する物流サービスの開発を推進する。