【亜州ビジネス編集部】
丸紅は12日、化粧品事業のカーマートに出資したと発表した。現地の投資会社と共同で総額15億9500万バーツを投じ、株式20%を取得。カーマートの東南アジアでの事業拡大を支援する。
出資比率は丸紅が18%、投資会社クアドリガ・プライベートエクイティーが2%となる。第三者割当増資を引き受け、1株当たり7.25バーツで株式を取得した。カーマートの12日終値は11.90バーツ。
カーマートは今後、丸紅とクアドリガの支援を活用しながら、東南アジア市場の開拓や有力化粧品会社との提携などを推進する。増資で調達した資金は、ブランド買収など国内外での事業拡大と、海外販売網への投資に7億1800万バーツずつ、国内外での工場新設に1億5950万バーツを充てる。
カーマートは2012年に化粧品事業を開始した後、国内市場で継続的にシェアを拡大。ベトナムやカンボジアなどでも事業展開する。