【亜州ビジネス編集部】
制御・計測機器メーカーのアズビルと芙蓉総合リースは26日、バンコク都心の「アテネホテル」で省エネルギー支援サービス(ESCO)事業を開始したと発表した。空調の効率化などにより、ホテルの電気代の約8%、空調設備のエネルギー消費量の約12%を削減する。
両社が資金を負担し、ホテル側がサービス料を支払う「シェアード・セービングス契約」という契約形態で事業に取り組む。アズビルが「BEMS」と呼ばれるビル管理システムを導入し、空調・換気設備などの運転管理の改善や効率化などを実施。芙蓉リースはBEMS設備の所有・管理を行う。
昨年1月に着工し、同年10月から4年間の省エネ保証サービスを開始した。ホテルはタイ大手財閥TCCグループ傘下のアセットワールド(AWC)が所有している。