【亜州ビジネス編集部】
ゼネコン大手のシノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションは、データセンター(DC)事業に参入すると発表した。収益基盤の強化に向けて業容を拡大する。マレーシア企業などと合弁を組み、まずバンコク東郊のバンナー・トラート通りに1カ所目の施設を開発する。
合弁会社のDCパワーBN1を設立して事業を行う。出資比率は◆シノタイ=60%◆データセンターの建物の設計・建設・保守整備などを近隣国で手掛けるサイテム・コーポレーション=20%◆マレーシアのデータセンター開発会社マイテレハウス=20%――。設立時の資本金は1億6500万バーツ(約6億8000万円)で、顧客を獲得した後に7億5000万バーツ増資する。
1カ所目のデータセンターの面積は1万8000平方メートルで、最大受電容量は24メガワット(MW)。米国の建築物環境認証「LEED」のゴールド認証の取得を目指す。シノタイが賃借する土地に建設し、同社が建設業務を請け負う。