【亜州ビジネス編集部】
運輸省陸運局の集計によると、2023年10月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は7626台だった。ブランド別では、7月に新モデルの納車を開始した中国EV最大手の比亜迪(BYD)が3843台でシェア50.4%を占め、4カ月連続で首位だった。
2位以下
◆中国・上海汽車の「MG」=1388台
◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=951台
◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=641台
◆米テスラ=289台
◆独BMW=181台
◆スウェーデンのボルボ=125台
◆中国・上汽通用五菱汽車(SGMW)=90台
◆中国・北京宏瑞汽車科技の「ボルト・シティーEV」(中国名「小虎」)=32台――が続いた。
1~10月のEV新車登録台数は5万7623台。ブランド別では◆BYD=2万1881台◆ナタ汽車=1万245台◆MG=9788台◆テスラ=6886台◆欧拉=5003台――の順に多かった。
BYDは22年11月にタイの乗用車市場に参入し、小型スポーツ多目的車(SUV)タイプのEV「ATTO3(元プラス)」を発売。23年7月には小型車「ドルフィン(海豚)」の納車を開始した。一方、ナタ汽車は22年8月に小型SUVの「ナタV」を発表してタイ市場に参入した。