【亜州ビジネス編集部】
工業団地大手のWHAコーポレーションの傘下で電力・水道事業を手掛けるWHAユーティリティーズ・アンド・パワー(WHAUP)は8日、東部ラヨーン県に出力8メガワット(MW)の水上太陽光発電所を設けると発表した。投資額は2億7000万バーツ。完成後はマツダと米フォード・モーターの合弁会社オート・アライアンス・タイランド(AAT)の工場に電力を供給する。
このほどAATと電力販売契約を結んだ。WHAグループが開発運営するイースタンシーボード工業団地(ラヨーン)の貯水池に6万平方メートルの太陽光設備を設けて、来年9月にも商業運転を開始する計画。団地内のAATの工場に電力を供給する。契約期間は5~20年。AATは年間5400トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込む。
WHAUPは2021年からAATの工場に屋根上設置型の太陽光発電システムを設置し、現在6MWの電力を同社に供給している。