【亜州ビジネス編集部】
日本板硝子は9日、ジョホールバルの工場で進めていた太陽電池パネル用ガラス生産設備の新設工事が完了したと発表した。戦略パートナーで薄膜太陽光パネル世界大手の米ファーストソーラーの生産拡張方針に沿って設置したもので、来月に生産を開始する。
建築用や自動車用のガラスを生産販売する現地法人のマレーシアン・シートグラスが、工場のフロート窯にコーティング用の設備を新設。太陽電池パネル用透明導電膜(TCO)付きガラスを生産する。
日本板硝子のグループは、太陽電池パネルの世界的な需要増に対応するため、各国で生産体制を整備している。ベトナムでは2020年1月に2窯目の太陽電池パネル用ガラス専用ラインを稼働。製品はファーストソーラーに供給している。