【亜州ビジネス編集部】
旭化成と日揮ホールディングス、国営石油ペトロナス傘下のジェンタリ・ハイドロジェンの3社は15日、マレーシアでの水素工場建設計画で基本設計(FEED)に移行するための覚書(MOU)を交わしたと発表した。このほど事業化調査(FS)を完了しており、来年1月にも基本設計に着手して2027年の実証運転開始を目指す。
60メガワット(MW)級のアルカリ水電解システムを建設し、再生可能エネルギー由来のグリーン水素を生産する。年産能力は8000トンを計画。工場の運転を最適化する統合制御システムの実証も行う。
旭化成は日本で10MW級の電解槽を3年以上運営してきた実績がある。