【亜州ビジネス編集部】
ダイハツ工業の現地法人、アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は、首都東郊のカラワン車両工場に屋根上設置型の太陽光発電設備を導入したと発表した。出力は3.2メガワット(MW)。2021年に設置済みの既存設備と合わせて4.4MWとなり、年間で二酸化炭素(CO2)の排出量を3300トン以上削減できると見込む。
再生可能エネルギー発電のエネルギア・プリマ・ヌサンタラが設置した。同社はダイハツの合弁相手である複合企業アストラ・インターナショナルの傘下。
工場は西ジャワ州カラワン県のスルヤチプタ工業団地に立地する。今年2月には年産能力14万台の第2生産ラインを着工しており、来年12月にも稼働させる。首都北部のスンター車両工場の第1生産ラインを移転する計画で、全体の年産能力は53万台を維持する。