【マレーシア】23年の新車販売予想、77万台に上方修正=ケナンガ

【亜州ビジネス編集部】

調査会社ケナンガ・リサーチは、2023年の新車販売台数の予想を従来の72万台から77万台に7%引き上げた。前年実績を7%上回る水準で、手頃価格のモデルを中心に需要が想定より高いことなどが背景にあるとしている。ザ・スター・オンラインが21日付で伝えた。

マレーシア自動車協会(MAA)が予想する72万5000台を超えるとの見方。ケナンガは、需要が想定より高く、またサプライチェーン(供給網)が順調でメーカーの納車ペースが速いと指摘した。各社が年末に行う販促活動も追い風になると見込む。

業界の受注残は23万5000台に上り、向こう数カ月は各社で繁忙期が続く見通し。ただ24年の販売予想は71万台と前年を下回ると予想した。販売サービス税(SST)が同年に6%から8%に引き上げられる予定であることや、政府が検討する燃料補助金の引き下げ、各社の値上げなどが重しになるとみている。

MAAによると、1~10月の販売台数は前年同期比11.7%増の64万6840台と好調。10月単月では前年同月比21.0%増、前月比9.9%増の7万4896台で、月次では3月に次ぎ年初来で2番目に多かった。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る