【亜州ビジネス編集部】
タイ証券取引所(SET)は、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2023年1~9月の売上高合計が前年同期比3%減の12兆7297億8200万バーツだったと発表した。合計の営業利益は16%減の1兆2491億9100万バーツ、純利益は11%減の7408億1400万バーツ。原油価格の低下などを背景に、特に石油化学とエネルギー関連企業が減収減益を強いられ、全体を押し下げた。一方、観光関連企業では、外国人観光客の増加などが増収に寄与した。
不動産投資信託(REIT)などを除く上場836社のうち、815社が同期の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の73.3%を占めた。業種別では、銀行や自動車、観光・レジャーなどが好調だった。
MAIに上場する企業の合計は、売上高が1%増の1453億3800万バーツ、営業利益が13%減の92億8200万バーツ、純利益が35%減の54億7900万バーツだった。