【亜州ビジネス編集部】
電気自動車(EV)充電所運営・充電器販売のシャージ・マネジメントは、EV中国最大手、比亜迪(BYD)の販売代理店であるレバー・オートモーティブや、政府系の製油・石油小売り大手バンチャーク・コーポレーションなど3社と提携し、EV充電所を370カ所増設すると明らかにした。来年末までに計582カ所に増やす方針。コネクター数は1320個増やし、計2012個とする。全77都県のうち68都県をカバーし、県をまたぐ長距離を移動するEV所有者の利便性を高める。28日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
バンチャークの国道沿いの給油所や、BYDのショールームなどで設置を進める。370カ所すべてにDC(直流)式の急速充電器を設置する計画。出力は最大で360キロワット(kW)。EVの全モデルに対応する。
充電所と専用アプリの名称はこれまで「EVチャージング・ステーション」と「シャージ」をそれぞれ使用していたが、レバーとの提携に伴い、今年半ばに「レバーシャージャー」に改めた。アプリの利用者数は来年末までに15万人、市場シェア50%超を目指す。このほか、EVタクシーや電気バス向けの充電所の開設も進める。